悪い運命に支配されないために
運命というものはあるのでしょうか? 実際には、先に与えられた環境や個人の資質というものがあり、それが運命を形作っていることがあります たとえば生まれた国だとか家族などはすでに決まっています そしてご自身の持つ資質というのも、生まれつきのものがあります それらのすでにある環境と資質は決まっていて、それをもとに運命が出来上がってきます それは工作で作品を創作するにあたり、使える材料と工具が与えられていると例えたらよいでしょう 生まれ持った環境というのは、使える材料の種類であり、紙や段ボールを手にする者のいれば、金属や木材を手にしている者もいます そして道具というのは、その人の持つ資質であり、ハサミのような才能や、のこぎりのような才能、ハンマーのような才能など、人によって持っている資質が違っています このように材料と道具はある程度決められてはいますが、それによって何を作り出すかはその人自身の自由になるのです 私たちの力によって、作品である未来は多様に作り出せます そうした自由度をもっているのですが、人からの悪い想念を受けてしまって、悪い運命に陥ってしまうようになる人が出てきてしまいます たとえば女性の方であれば、占いなどお好きでしょうが、占い師に悪いことを言われてしまい、それで怖気づいて悪い方向に進むこともあるでしょう 占い師の悪い想念を受けてしまって、暗示にかかって、実際に悪くなっていくことがあります あるいは以前に何かで失敗した人は、その時に人から厳しい批判をうけたり、笑われたりなど、プライドを気づ付けられてしまい、よい方向に歩みだす勇気が出なくなったりします また失敗してしまうのではないかと恐れて、自分で崩れていってしまうのです その他にも、子供のころから両親や先生など、周りから否定的な言葉を投げかけられていて、悪い想念を受けてしまっていると、悪い暗示にかかって、言われていたような出来ない者として自分を規定してしまい、成功できなくなってしまうことがあります 一度縛られた経験のある鶏は、地面に紐が落ちているのを見ただけで、また縛られてしまっていると思い込んで、紐の届く範囲内にしか動けなくなると言います そのように、悪い想念を受けた人間も、自己暗示にかかってしまい、悪い運命に自ら陥ってしまうのです そうならないためには、悪い言葉を受けすぎないようにして、自分の胸に刺さっ...