願いが叶う事で生まれる苦しみ
お釈迦様は人間が避けられない苦しみの一つとして、求不得苦(ぐふとくく) - 求める物が得られないことを述べました
そうした求めても得られない苦しみというものが、人間には普遍的にあるのですが、逆に得られたことによる苦しみというものもあります
人は望みが叶わないと苦しみをながら、得る事でも苦しみます
たとえば、よい学校へ入ろうと願って、それが得られて望みの学校に入れたとします
その学校が人気があって、勉強のできる人が多く入ってきていると、今まで優等生とされていたのが、急に普通の成績になったり、その学校では低い方になってしまうことがあります
すると、今までは優秀と思っていたのに、一気に劣等感を抱いて、苦しむようになります
そのように、望みの学校に入れたことで、苦しみを生み出すことがあります
また会社に入る時にも、同じように願いの会社に入ることで苦しみを生むことがあります
以前に、広告代理店に入られた方が、過労死自殺されたニュースがありました
そこは人気のある職業でもあったと思いますが、願いが叶って就職できたと思ったら、苦しみが生まれてきます
また、会社で出世を遂げたとしても、出世鬱というものがあるように、プレッシャーがかかってストレスが増えてしまいます
会社勤めが嫌で、独立して起業したとしても、雇われない生き方が出来てよかったと思ったら、生きていくためには売り上げを上げていかなくてはならず、厳しい家計が続いたり、倒産の危機にさらされる苦しみが生まれます
異性に人気のカッコいい男性と付き合えたと思ったら、浮気を続けて苦しみを生むことがあります
お金持ちと結婚したと思ったら、事業が不振となり、夜逃げや貧しい生活をしなくてはならない苦しみが出てくることがあります
そのように、得られたら幸せだと思っていたことが、新たな苦しみの元となることがあるのです
それは代償の法則が働くからです
何かを得たときには、相応の代償を払わなくてはなりません
店先で品物を手に入れるためには、その品にふさわしい代金を支払うでしょう
もし支払わずに手に入れたら、警察につかまったりなど、相応の代償を別に払うのです
続きます
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