米朝戦争の危機と衆院選と希望の党
安倍首相が衆議院の解散を決め、選挙が行われることのなります
それに伴って、小池都知事の周りでも動きが活発になり、新党である希望の党を立ち上げることとなりました
そして今日の報道では、民進党が希望の党に合流するかたちで調整されるそうです
安倍首相は衆議院解散を決意しましたが、大きな誤算が二つあるでしょう
一つは、小池都知事の動きとして、まだ新党立ち上げには時間がかかり、今だったらまだ準備不足で自民が有利になるだろと判断したのでしょう
ですが、小池百合子さんは、すかさず動いて一気に立ち上げて、民進を合流させるまでの流れを作っていて、今度の衆議院選挙の大きな力となっていくでしょう
安倍首相はこの目測を誤っています
小池都知事は都政として大きなところでは、今までの都政の流れを止めて、足止めしてしまっているくらいしか成果が出ていませんので、年月が経つと都民からも冷めた目で見られていたことでしょう
来年くらいになっていたら、小池ブームは去っていた可能性が高いですが、それを見誤って早めに勝負に出てしまったところが安倍首相にはあります
もうひとつは、北朝鮮とアメリカとのあいだで、まもなく衝突が起こる可能性が高まっております
安倍首相は開戦はもっと後だろうと考えて、今の時期に選挙に打って出ています
しかし、この選挙期間中にも有事の発生する可能性が高まっています
選挙期間中に起これば、様々な事態に対処していかなくてはならないですので、本来は選挙をやっている場合ではないでしょう
こうした二つの点で、解散時期を誤っているように思えます
さらに希望の党ですが、次の衆議院選挙では躍進するでしょう
自民党に次いで第二党になっていくでしょうが、こちらもいずれは打ち上げ花火のように、大きく咲いて、あっというまに縮小していくように思えます
かつて維新の会も、橋下徹さんの人気で一気に火が付いましたが、その後は分裂なども繰り返して衰退しています
希望の党も、小池百合子さんの個人的人気にあやかって作られていますが、そうした理念無く、ただ人気にあやかるだけの政党は、いずれ崩壊するのも早いと予想されます
残念ながら日本は国難の時期にあって、判断を誤りやすい人たちが国の舵取りをしていく自体となっています
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