人生を豊かに生きる指標


古代エジプトには、死者の魂が、神に二つの質問をされ、その答えによって行き先(あの世界)が分かれると言われます



その二つの質問とは、「人生においてどれだけ喜びを発見したか?」そして「どれだけ世の中に喜びをもたらしたか?」だと言われています

これは映画『最高の人生の見つけ方』で取り上げていた話だと思いますが、おそらくオシリスの42状の審判をもとにしているのでしょう

歴史的には正確なものではありませんが、重要な真実を述べていると思います

人は足らざるところに意識を向けてしまうため、満たされない思いに焦がれてしまいます

積極的に意識して喜びを発見していくことで、人は豊かな人生を得られます

物や金銭が豊富だから人生は豊かなのではなく、多くの喜びを発見し作り出してこそ豊かな人生を歩めます

世界中の贅沢な品々を食台に乗せて、高価な食器で、広いテーブルで食べていても、周りは欲で集まったものたちだったり、喜びを共にする者のいない孤独な食事ならば、豊かさも喜びも味わえないでしょう

逆に食事は手短なお店で買えるのもであっても、愛するものと綺麗な砂浜や、見晴らしの良い高台にいって食べるのは、喜びと豊かさを味あわせてくれます

そうした人生の喜びを発見し、演出することで豊かさは増していきます

また、出会った人々に喜んでもらえることをし、世の中に喜びを還元するならば、ますます豊かな人生となっていくでしょう

我欲にとらわれて、人に金銭を取られないようにと恐々としている人は、やはり豊かではなくて、貧しい精神に生きているといえます

周りの人に、すこしでも喜んでもらえたい、喜びのおすそ分けがしたいと思い、人の喜びを嬉しく感じるなら、持っている物質は少なくとも、豊かな人生を生きていけます

どれだけ喜びを発見していけたかと、どれだけ喜びをもたらしたか、この二つの指標に注意してみられるとよいでしょう

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