繰り返す出来事の意味は?(僕だけがいない街)


「僕だけがいない街」という映画をレンタルDVDで拝見しました



同名の人気漫画を原作とした映画で、『カイジ』シリーズなどで主役を演じていました藤原竜也さんが主人公をされています

この作品で特徴的なのが、主人公の藤沼悟(藤原竜也)は、身近に事件や事故が発生すると、それを止めるまで何度も過去に時間をさかのぼる現象・再上映(リバイバル)が起きるというものです

主人公の藤沼悟は漫画家を目指しながら、ピザやでアルバイトをしているのですが、冒頭でピザの宅配に出るところで、トラックによる事故に遭遇し、リバイバルが起こって、この事故を未然に防ごうとする場面があります

母親が殺されて、主人公が犯人と警察に疑われてしまい、逃げているところでリバイバルが起こり、巻き戻った先は、藤沼悟が小学生のころの18年前に戻ってしまいます

母親が殺害された事件と、藤沼悟が小学生のころに起こった、同級生の女の子が誘拐され殺された事件がつながっていることがわかり始めます

過去と現在を行き来しながら、起こってしまった負の出来事を解消していくことで、未来を変えていくというストーリーです

この作品のメインのテーマは、過去の負の体験を乗り越えていかなければ、人は将来に進んで行けないといいたいのだと思います

もちろん私たちは、過去にさかのぼって経験をやり直すことはできません

ですが心の底に押し込められていた意識したくない出来事、対峙したくない苦い経験と、しっかりと向き合って、それを乗り越えていくことで、新しい未来は開けていきます

人生においては、繰り返すように同じような出来事が降りかかってくることがあります

シチュエーションは違うのに、同じテーマの問題が起こってくることがあります

たとえば学生のころに、親友に裏切られるような出来事があってショックを受ける経験をしたとします

学校を卒業して社会人になったり、結婚してからも同じように親しかったものに裏切られるという出来事が起こる場合もあるでしょう

何度も同じような問題が起こる場合には、その人自身の心の中に、未解決な問題があって、その問題に正しい解答を出していないことが原因だったりするのです

間違った答えを出し続けてしまっているから、同じような問題を天から受けている場合があります

そうしたときには、嫌な経験から逃れるのではなく、しっかりと問題と向き合って、答えを出していかなくてはなりません

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