光を信じること


私たちは、根源の光より別れ出た存在です



本来の性質は光であり、善き性質を宿した者です

しかし、世の中には人間の本性は悪なるもの、という考えが広まっています

それは肉体に宿って生活していくうえで、自己保存欲などの我欲が出てきて、自分勝手で他人を思いやる気持ちを忘れてしまったことによります

物質世界であるこの世に、肉体を持って誕生することで、偽物の自分である偽我を本当の自分と思い込み、偽我と一体化することで、悪なる性質を持っているように映ります

偽我は自分の生存を最優先し、自分の事ばかり考えるため、時には他人を傷つけ、押しのけてでも自分の利益を得ようとします

そうした他人を害してしまう行為を、悪と捉えられるでしょう

偽我はあくまで肉体に宿るために必要となるもので、真実の自己とは違うものです

本来の私たちは光が本質でありますが、肉体という重い物質の鎧を被ることで、光を覆った状態で地上で生きていると言えます

他人の本質が悪であると信じることは、人間不信や疑い、恐怖心と猜疑心を、公害のガスのように世の中にまき散らしていきます

人間の本質は光であると信じられるからこそ、そこに愛の思いが生まれ、希望の光が射してきます

自分の本質に目覚め、心に積もった汚れを払っていくことで、真実の光がよみがえってきます

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