幸福の卵を手に入れるには
イソップ物語の中に、「ガチョウと黄金の卵」という話があります
ある日、農夫は自分の飼っているガチョウが、黄金の卵を産んでいるのを見つけて驚きます
翌日からもガチョウは、1日に1個ずつ黄金の卵を産み、その卵を売った農夫は金持ちになっていきます
お金持ちとなった農夫は、1日1個しか卵を産まないガチョウに物足りなさを感じていきます
そして「きっとガチョウの腹の中には金塊が詰まっているに違いない」と考えるようになります
欲を出した農夫は、黄金の卵を産むガチョウの腹を切り開いてしまいます
ところが腹の中に金塊など少しもありません
農夫はその上、ガチョウまで死なせてしまい、1日1個の黄金の卵を手に入れることも出来なくなります
これは人の欲が過ぎると、いずれ破滅を導いてしまうという教訓話でしょう
人というのは、すぐに成果を求めてしまいがちです
インスタントに何でも今すぐに手に入れることを求めます
ですが、真に望むものは、なかなか手に入れられず、時間のかかることが多いでしょう
子供がはやく大人になりたいからと、一日でたくさんの食事をとっても、一気に成長することはありません
筋肉をつけたいと、無理して一気に筋肉トレーニングをしても、その日のうちに効果が現れたりはしないでしょう
そのように、努力をしても今すぐには得られたいことが多いです
少しづつ蓄積していって、水がめに水滴を一滴一滴たらして、やがて満ちていくように、長い積み重ねが必要です
すぐに成果が得られないからと、無理やり結果を出そうとしたり、邪まなやり方で成果を得ようとすると、ガチョウのお腹を裂いた農夫のように、全てを失うことがあります
焦らずに、じっと待って、努力の蓄積を続けていく必要が、成果を得ていくためには必要なものとなります
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