心の傷と愛の思い
人に対して許せなかったり、責める気持ちが起こった時に、それは自分のうちにあるものを相手に投影している場合があります
たとえば自分が過去になした過ちを、しっかり見つめて反省できていなくて、心の底にしまい込もうとしている時には、他人を見て、自分の過去と同じ過ちをしているように感じて、相手を責めてしまうことがあります
本当は自身の過去の問題であるのに、他人いたしてその問題を投影して、責め立てるわけです
自身の心の傷を癒していないと、そうした事が起こる場合があります
ほかにも、過去に心の傷があって、愛する者から見捨てられるのではないか?また同じような事になるのではないか?そうした不安が出てきてしまい、相手を責めてしまう思いが出てくることがあります
あるいは、自分に自信の無い人がいて、自分はダメなんだと思いながら、それを何とか補おうとして、必要以上に張り切って、他の人は出来ていないと責める思いが出てくる人もいます
それは、自分がダメだという負の思い込みがあって、人から欠点や弱点を指摘されないように、色々と頑張っていて、他の人はダメだと思うことで、自分は他の人より出来ていることを確認して安心しようとする心理が働きます
本当は相手に愛して欲しいという思いがあって、自分の望んだとおりに相手が動いてほしいと願うのですが、それが叶わないと相手を攻撃する思いが出てきます
愛の思いがいつかしら正反対の思いへと変わっていきます
そうした時には振り返ってみて、もう一度原点に戻って考えてみる必要があります
人を責める時に、自分自身の何が反応して相手を責めたくなるのか?
自分の心の中の傷が原因ではないのか?
相手を愛する思いが、いつかしら反対の思いに替わってしまっていないかを見つめなおしてみましょう
相手を思っているつもりが、いつの間にか自分のしてほしいこと、自分にしてほしくないことなど、自分中心の思いになっているかも知れません
愛するとは、相手の事を思ってしてあげることです
いつの間にか自分の思いが出すぎていなかったかを、振り返ってみるといいかもしれません
そして、ご自身の心の傷を癒すことが重要です
自分自身を癒し・許していけると、他の人も許せるようになっていきます
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