神様の正体とは?
キリスト教で異端として滅ぼされたカタリ派について書いた記事を再アップいたします
カタリ派は中世のヨーロッパで興隆したキリスト教の一派で、清浄派を意味します
カタリ派では二神論を唱えていて、旧約聖書にある地上を創造した神を悪神とし、この世に関する物質的なものはすべて悪神に属すると考えます
そして人間は本来、善神の天使(霊魂)なのですが、悪神によって肉体と言う牢獄に封じ込められているとのべます
カタリ派の一部では魂の転生輪廻も信じられています
この世から逃れるための唯一の方法が、汚れた世俗と関係を断ち切って禁欲生活を送ることと考えました
この世を苦しみの世界と捉えて、輪廻からの解脱を考えた仏教思想と通じるものがあるように思います
旧約の神と言うのは、異民族と言うだけで女子供まで皆殺しを命じたり、人類に疫病や洪水などの罰を与える裁きの神として描かれています
この旧約の神はシュメール神話についた記事で書いたように、人類をエデンから追放したとされるエンリルという存在で、実はこの存在が裁きの神や人々を恐怖などで支配しようとするものです
一方のイエスが語った天の父と言う存在はこれとは違っていて、慈愛に満ちた存在であり、太陽のように人々を慈しむ方であります
グノーシスやカタリ派ではこの旧約の神(エンリル派)とイエスの天の父(エンキ派)の違いを理解しており、それゆへ旧約の神の方を否定するために、この世を作った(と旧約でされている)神は悪神であり、この世も否定しています
イエスの述べた天の父こそ善神であり、旧約の神とは違うと理解していました
ですがこうした主張をした宗派はすべて異端として滅ぼされてしまいました
なぜなら当時カトリックの教会を支配していたのがエンリル派であったため、滅ぼしにかかったと言えます
このように歴史の背後ではエンリル派とエンキ派による対立が続いていたと言う事です
これは私がブログで述べていますように、宇宙の存在にも、人々への愛や奉仕を望む勢力と、人々を恐怖や力で支配しコントロールする勢力がいることを述べていますが、言い方をかわっていますが同じことを言っています
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