現代日本人の悩みの正体
日本は世界的ににても、とても進んでいて豊かな社会に生きています
最も豊かな国はアメリカと言われてはいますが、アメリカでは病院代が高くて、治療費を払うために家を売り払ってホームレスになってしまうなどの話しもよくあります
そのためオバマケアなど日本並みの国民皆保険を充実させようとしたのですが上手くいかず、いまトランプ政権で見直しを迫られているわけです
アメリカですらそうで、世界の貧しい地域の人々から見れば、日本に住んでいるのは、まるで理想郷のように思えるでしょう
それでも日本に住む私たちには、悩みの尽きないという人も多いでしょう
どうしてそうなるのでしょうか
それは実は、豊かで社会が充実してきたがゆえに、選択の自由が増えて、かえって悩みが多くなったということがあります
子供を学校にも行かせられない国の人の場合は、将来どこの学校に入ろうかとか、どこの会社に就職しようかなどという悩みはありません
大抵は親と同じように、農業や畜産、漁業などの一次産業などにつくしか道はない場合が多いです
昔の日本でも、士農工商の身分社会があって、親が武士なら、子供も武士であり、親が農家なら、子供も農家をしなくてはなりません
結婚するにしても、誰を選ぶべきか、それとも独身でいるべきかなど、様々な選択肢があるから人は悩みます
他の国や、昔の日本であれば、親が決めた人と結婚するしかなかったのです
愛する人と一緒になろうとすると、駆け落ちして、別な地域に逃れて、隠れて生きるしかないか、心中を選んだりしました
そのように、現代社会では、自分の将来について、実に多くの選択肢が広げられていますので、何をすべきか悩むのです
それは食堂に入って、メニューが日替わり定食しかなければ、選ぶ悩みはありませんが、何百種類もの食事を扱っているところでは、何にしようか悩むようなものです
現代日本人は、そうした選択の豊富さが当たり前のようになり、そうした自由が与えられていることのありがたさを忘れて、不満を述べていることがあります
選択に悩むときは、そうした自由があることはありがたいと気づくことも重要でしょう
関連記事
スピリチュアル ブログランキングへ
Komentar
Posting Komentar