ポートフォリオを今作るべき理由



さて今回はポートフォリオやデモリールをこれから作り始めようと思っている方に向けて、

自身の作品集を作るべき理由について解説しようと思います。

私のブログはアニメーションに特化したものですが、

このお題はほぼ全てのアーティストにとって共通する通過点となります。



まずポートフォリオやデモリールといったものは仕事探しのために

必要、というのが一般的に誰でも知っている理由です。

もちろん作品が見せられなければどこの会社も雇ってくれないからですね。


しかし、この「就職活動用」というイマイチ盛り上がらないイメージが

本来ポートフォリオがアーティストにもたらす

素晴らしい効果を隠してしまっています。



まず「仕事探しのために!」と思うと誰もができるだけ完璧なものを用意しようとします。

それ次第で仕事が決まるとなればそうなって当たり前ですね。


しかし、ということは学生の間は卒業して就職活動をするまで

ポートフォリオは作らなくていいということでしょうか?


もしくは卒業してからも満足のいく作品集ができるまで人に見せるべきではないのでしょうか?


答えはハッキリしています。


いつでもその時手元にある作品をかき集めて作るべきなのです!

そしてそれをネットで公開するなり人に見せるべきなのです。


なぜなら、本来ポートフォリオやデモリールがもたらす効果とは、


現時点での自身の実力を見える形にし、そして受け入れることにあるのです。



これからあんなアーティスト、こんなアーティストになりたい!


そう願う自分に「今」必要な物、それはそうなるための「成長」なんですね。


目標に辿りつくためには今以上に上手くならなければならない


上手くなるためには自分が成長しなくてはならないからですね。


そして成長とは今の自分に無いものを取り込み進化することです。


つまり「今の自分に無いもの」が見えて居なければ我々は進化しようがなく、それを見るためには

言い訳の効かない「今の自分の実力」を形にすることなんです。


作品集を作ってみましょう、そしてそれを自分で眺めてみましょう。


自分でアレコレ言いたくなります!w


「ここ、本当はこうしたかったんだよねぇ」


「ここはねぇ時間がなかったんだよねぇ」


「ここよくわかんなかったからとりあえずこうしたんだよねぇ」


ポートフォリオを初めて作った際は誰でもこうなります。

しかしなぜそれを直していないのか。それは人に見せてないからです。


人に見られなければ細かいことは気にしなくていい

誰でもきっとそんなもんです。



でもそれではまるで「趣味」なんです。

趣味に対しては、他人が何かをとやかく言える権利はありません。


しかし、そもそもポートフォリオとデモリールは就職するためのものでした。

つまり最終的には思いっきり他人にジャッジされるべき対象なのです!


ただ、何も文句を言わせなければ確実に仕事はGETです!

そんな作品をあらかじめ用意するためには

事前に人に見せてできるだけ沢山の意見を貰っておく他手はありません。


作品集は仕事を得るためだけではなく自身の成長のために必須という内容でしたが、結局回りまわって就職にも繋がっているんですね。


と、いうことで今現時点でまだ作品集が無い方はさっそく作ってみましょう。


その出来上がったものが今現時点での自分です。

人によっては落ち込むかもしれません、それでもいいのです。

そこを通らなければ胸を張って作品を人に見せられる日は来ません。

プロのアーティストとなるということは作品で他人を幸せにして代わりにお金を頂くということです。


自分で自分のダメさに凹んでいる時間はないのです。


ダメならダメなところを良くして満足してもらえるように良くしていけばいいのです。

それを繰り返していればおのずと人が喜んでくれるものが作れるようになります。


絶好の機会はひょっとしたら今かもしれませんよ!?


















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