ニコロデオンとブリザードに見る社内装飾
どうもお久しぶりでございます よーへー です。
11月以降もっと更新するだろうとか言いながら「あっ」という間に年が明けてしまいました...。
言い訳を言うようですがギンバル解説動画など色々準備はしていたものの、職場が変わったり
それに伴って引っ越ししたりと予想外に大忙しの年末となってしまったことが原因です…。
というわけで、今回は珍しくアニメーション口座ではなく普通のブログです。(動画作ってる時間なかった)
内容は、ここ最近驚かされた、ニコロデオンとブリザードの社内装飾リポートです!
先日CTNと言うアニメーションとイラストレーションに特化したコンベンションに行った際
コガ リエさん、というニコロデオンのリードストーリーボードアーティストをされている方に偶然お会いし、
会ってそのまま図々しくもニコロデオンスタジオの見学をさせて頂いたこと今回の記事のキッカケです。
それに加えて私の新しい職場ブリザードエンターテイメントにてニコロデオンと通ずる面白い社内環境を目の当たりにしたことでまとめて記事にしようと思いました。
まずだらだら文章で説明してもアレなので写真を見て頂きつつ解説したいと思います。
まずコレ、ニコロデオンの駐車場です。
お邪魔した際のメンバー紹介
左から...
ユイちゃん(ストーリーボードアーティスト)
アサミさん(アニメーター)
自分 (アニメーター)
ナギサさん(アニメーター) です。
いきなり今勢いに乗りまくっている(アメリカで)ティーンエイジミュータントタートルズの蛍光灯が壁に!
もちろんこれだけではなく他にも沢山のオリジナルキャラクターの顔が飾ってありました。
会社に車で行ってパーキングする度に元気がでそうですね。
そして裏口エントランスから会社の中心部的位置にあるカフェテリアがこちら!
真ん中に黄色い壁がありますがコレ、チーズかと思ったんですがどうやらスポンジボブをイメージして作られたものらしいです。
可愛いですよね!まるで大人サイズの保育園!子供向けのTVショウを作る訳ですから、日ごろから子供目線が理解できている必要があるのだと思います。コレなら出社する度に童心に返れそうです。
ということで童心に返っている二人。
ということで童心に返っている二人。
アーティストたる者こうでなくてはいけませんな。
レゴでできたスポンジボブ
エントランス近くにはこんなでっかいアートオブジェも。
馬がスニーカー履いてます...。
そしてこちらがアーティスト達が作業をしているキュービクルです。
飾りが好き放題されていてこれまたカラフルで心が躍ります。
そしてそのキュービクルを囲むようにロッカーが並んでいますが、
ホワイトボードマーカーで落書きが…。
.
みんなプロなので落書きの域を超えています。
こちらはまた別のブースですがまた違った装飾が。
関わっているテレビシリーズによって雰囲気が違ったりするんですね。
途中の壁にはレジェンドオブコーラのリファレンスとアニメーションの工程が飾ってありました。
そしてこれが中でも一番驚いたミーティングルーム…
え、ここでミーティングするの!?と一瞬疑いたくなるような壁画。
このアート、こちらではちょっと名の知れたアーティストの方が描いたものです。
裏口から入ったのでエントランスにも逆側から行ってみました。
そこにはスポンジボブの家が!!
アサミさんはこのシリーズの大ファンということで大喜びの様子。(´u`)
そしてここがスポンジボブを作っているアーティストたちの部屋です!
ニコロデオンで一番のヒット作であるスポンジボブは他のブース以上に豪華仕様です。
南国的な雰囲気の中にバーがあったのでユイちゃんと記念撮影。
バーにはお酒もちゃんとあっていつでも飲めるようになっていました。
(バーのあるスタジオはPIXAR、Blizzard、など意外と他にもあります)
こちらはまた別のビルディングにあるティーンエイジミュータントタートルズの仕事場。
私が慣れ親しんだタートルズも見つけました!
一角にはファンから送られてきたものやネットにあったファンアートが。
これもアーティストの元気づけになりそうですね。
関係無いですが誰かの部屋のドアにはセーラームーン。
彼女たちはこちらでも根強い人気を獲得しています。
と、ここまでがニコロデオンにお邪魔した際に撮影してきた社内の様子です。
いかがだったでしょうか?私は正直この社内見学で衝撃を覚えました。
PIXARやDisneyアニメーションスタジオにもお邪魔したことはあるのですが
正直ニコロデオンは別格でした。いかに社員がエンターテイナーとして伸び伸びと仕事ができるかを
真剣に配慮した結果こういう形になっているとうのが伝わってくる装飾ばかりです。
遊び心だけではここまでできないというレベルまで遊んでいるデザインからは
それがもたらす効果をしっかりと理解した上で作られていることが伺えます。
改めて、古賀理恵さん本当にどうもありがとうございました!
ここからはブリザードエンターテイメントにて撮影したいくつかの写真になります。
自分の職場なのでまるで自慢みたいですが、私自身もまだ数日出勤の部外者気分なのでそういったノリでご理解ください。(;^ω^)
会社に到着してすぐに目に入った銅像がこれです。
この像と記念撮影をした友人の写真は以前見たことはあったのですが
間近で見ると想像以上にディテールに拘って作られていたので驚きでした。
メインビルディングのエントランスがコチラ。
社名ロゴの青い光から装飾に対する拘りを感じます…。
そしてそのエントランスの向かい窓に置いてあったのがこの斧!
で、デカい!! 持ち手と斧部分のつなぎ目あたりですでに私の背より高いです。
これはプロモーションの一貫でニューヨークの街のど真ん中でタクシーに突き刺さっている状態で公開されたものです
そしてその逆側にはブリズコンで使用されたワールドオブウォークラフトのリアリスティックなスタチュー。
近くて見るとよりリアルなのが伝わってきます。
妥協してなさすぎ…。
髪の毛もちゃんと毛なのでこれ以上できないというレベルまでリアルに仕上がっています。
もう会社というよりはテーマパークな勢い...。
パノラマで見るとこんな感じ。
すぐその隣に小さなミュージアムがありまして、中にはコンセプトアートやフィギュアが並んでいました。
これ普通に生産されてて買えるみたいですがめちゃくちゃ細かく作られてます。
ハースストーンの石のデザイン画ですかね。
また別のビルディングには他のスタチューが。
オーバーウォッチのトレイサーです。
こんなアニメなスタイルなのに細部まで拘って作られているせいか
等身大でもまったく違和感がなかったです。
ブリザードのオフィス内撮影は禁止されている様なのでここまでしか写真を載せられないのですが
こちらの会社もニコロデオンと同じレベルでオフィスとは到底思えなような装飾だらけの会社でした。
壁があれば基本コンセプトアートが飾ってあります。
どちらにも共通して言えることは、それが仕事であるということを忘れさせられるような装飾が所せましとしてある点ですが、何よりも自分が関心したのはこういった装飾で社員にとって居心地の良い環境を提供しようという姿勢でした。
日本だと社員のメンタルは社員自身の管理下であり会社側がタッチする範囲ではないといのが一般的ではないでしょうか?しかしこの二社に関してはその範囲を会社側でサポート(盛り上げる)ことで社員のポテンシャルを一定以上に保つ工夫をしているように見えました。
これは極論でいうところの保育園と同じ工夫だと思います。子供を預かる場所はできるだけ子供が退屈しないようにインテリアのカラーコーディネートなどがあえてカラフルにされているものです。大人になったらカラーコーディネートされた部屋はいらないのか、見ていて心地いいアートが必要ではないのか?といったことを考えてみればやはり無色の味気ない部屋よりも、できるだけ気持ちよく働ける環境の方が良いわけです。
仕事=真面目に真剣に!というイメージになりがちですが、こういった逆転した発想がもたらす意外な収穫もあるものなんですね。
ある意味勇気ある試みとも言えるのではないでしょうか。
というわけで今回はニコロデオンとブリザードの社内装飾リポートでした。
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