第0.1回 これから3Dキャラクターアニメーションを始めたいという方へ。
この記念すべき初投稿では「一から3Dキャラクターアニメーションを始めたい!」という方のためにまず「3Dキャラクターアニメーションとは何か」、そして「何が必要か」について書こうと思います。
ただし、アメリカで活動するのをベースとするため、内容が日本でそのまま通用しないこともあるのでご了承ください。
まず「3Dキャラクターアニメーション」とは何か?についてですが、単純に「3Dアニメーション」と言ってしまうとピクサーやディズニー、ドリームワークスなどのフル3Dアニメーションを想像されると思います。しかしその長編映画などは様々なアーティストが複数の分野に分かれて作業を行い、やっと一本の映画として成り立ちます。
単純に一体の3Dキャラクターを作るだけでも…。
キャラクターの姿、形そのものを作る人 「モデラー」
そのキャラクターの表面の素材を作り貼り付ける人 「テクスチャーアーティスト」
そのキャラクターの関節をつくる人 「リガー」
その関節のついたキャラクターを動かす人 「アニメーター」
と複数人のアーティストによって形成されるわけですね。
ここで本題! 私が専門としているのは一番最後の「アニメーター」の分野です。
つまりもし仮に貴方が姿形を作るモデラーになりたいという場合はこのブログは少し路線としては外れていることが多々あるでしょう。その場合はアメリカでの留学や就職関連の記事を別で書くのでそちらを読んでもらえたほうが訳に立つことが多いかもしれません。
では改めて「3Dキャラクターアニメーターになりたい!」となった場合に絶対的に必要になってくるものをご紹介したいと思います。
ずばりソフトウェアです。
どれだけセンスやスキルがあったとしてもそれを表現する手段は必要です。
アメリカでもっとも利用されているソフトウェアは Autodesk Maya というソフトウェアです。
もちろん他にも沢山のスフトウェアが存在しますがアメリカでプロとして活躍する上ではMayaを避けては通れません。
某3Dアニメーションスタジオ、 ピクサーのオリジナルソフトウェアもMayaの操作性をベースとしていると聞きます。
ディズニーに関しては現時点ではMayaをそのまま使っているくらいです。
ゲーム会社などになると3DMAXというソフトを使っているところもありますがこれはMayaに続いた2番目くらいのシェアです。私もアニメーションを学校で習った際は基本的にはMayaでした。(日本だとMAXの方が多いかも?)
ただし、大きな問題点というと…。Maya(Autodesk製品)は高額です。今から未来の行く末を変えようという人にとっては冗談にしてほしいくらい高いです。
が、しかし!ここ最近Autodeskは学生に向けて、なんと無料で30以上のソフトウェアを配布しておりそのなかにMayaも含まれています。これは数年前では考えられなかったサービスであり、これからこの分野に入ろうと思っている学生の方にはこれ以上嬉しいことはないでしょう。
ちなみに下記が学生向けのAutodeskサイトです。
http://students.autodesk.com/
調べたところによれば大学生でなくとも学生であれば問題ないとの事。
高校生の場合でも可能かは分からないのでもし貴方が高校生であればまず試してみてください。
下記のサイトで登録方法を説明されています。
http://frl.velvet.jp/archives/696
仮にもし学生で無かったとしてもMayaの購入だけで学費になり得るレベルなので
専門学校などなにかしらの教育機関に在籍してみるのもいいかもしれません。
Mayaの使い方についても追って投稿したいと思います。
もちろんキャラクターアニメーターになるためにはアニメーションを作るための
基礎知識をちゃんと持ちそれを使えるテクニックを磨く必要があります。
その点に関してはまた次回以降にお話します。
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