毘沙門天の魂の転生
毘沙門天(びしゃもんてん)は、仏教における天部の仏神で、持国天、増長天、広目天と共に四天王の一尊に数えられる武神であり、四天王では多聞天として表わされています
毘沙門天は武神とされていますが、人間として地上に生まれ変わってきて、自らの使命を果たしています
こうした仏神とされる方々も、人間として生まれて来ることがあるわけです
毘沙門天の転生としては、戦国最強の武将と言われた上杉謙信として、生まれられているようです
上杉謙信は70回戦場に赴き、明確に敗北したと言えるのはわずか2回だけだったと言われています
また、上杉謙信は義に篤く、領土的野心で戦いを行う武将も多い中、彼は戦にも大義名分を重視していました
そして彼はご自身を毘沙門天の生まれ変わりと知っていたようで、旗に毘沙門天の「毘」の字を用い、自らを毘沙門天の化身と言っていたそうです
さらに上杉謙信の前の転生では、坂上田村麻呂として生まれられているようです
坂上田村麻呂は、桓武天皇により征夷大将軍に任じられ、東北の蝦夷を討伐し、敵将の阿弖流為(アテルイ)を降伏させたことで知られます
戦の敵であったアテルイを救おうと平安貴族に懇願するなど、人物としても立派なようで、武勇だけでなく政治的にも優れていた人のようです
坂上田村麻呂は、後の時代にも優れた武将として尊崇されていて、なんと、生前にはこれまた毘沙門天の生まれ変わりと言われていたそうです
さらに別の転生としては、三国時代の中国で、劉備玄徳の義兄、関羽雲長として知られる人物として生まれていたようです
関羽についてはご存知でしょう、彼は並外れた武勇だけでなく、義理を重んじた人物として知られています
後世の人間に神格化され関帝(関聖帝君・関帝聖君)として崇められています
関羽は大男で立派な髭の持ち主だったそうですが、坂上田村麻呂も同じような身体的特徴があったようです
そのように、毘沙門天の魂は、並外れた武勇とともに、義に厚い人物として、人類史に登場して、人々のひとつの模範ともなる生き方をされています
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