カルマはどのようにかえってくるか
前世で地位の高い立場にあった人が、悪い影響を与えることが多く生きたときに、来世では身分の低い立場に生まれてカルマの刈り取りをするのではないのか?という疑問を持つ人もいるようです
実際には、前世で多くの人に影響力を持つ立場に生きた人は、今世でも同じく、広い影響力を持つことが多いです
それは善悪とは関係なく、その人の魂の持つ力が、人々への影響力となって現れるからです
たとえば、ヒトラーと呼ばれる悪名高い人物でも、過去世においても、政治的なリーダーをしていたことがあります
それは彼の魂が、人々を引き付けたり、多大な影響力を与える力を、長年の転生ので持ってきたからです
このように過去で高い地位になった者が、悪事をしても、来世でまた、高い地位を得るのはおかしいではないかと考えるのは、地位の高い立場や、影響力の強い立場にいることが幸せだという誤解から生まれているでしょう
実際には人の幸せと地位とは関係なく、人々に知られない立場の人でも幸せな人はいて、逆に高い地位にある人は、不幸なことも多いのです
たとえば、最近話題となった、格安旅行会社が破たんして、社長が糾弾されていました
社長は責任者として、多くの人に迷惑をかけたということで、まるで犯罪者のように責め立てられています
これも、この会社が大きくなって、影響力が大きくなったからこそ、その反動も強くなってしまいます
それが一般の従業員であれば、これほど矢面にたたされて糾弾されることは無いでしょう
そのように、他から見ているのでは分からない苦しみというのを、地位の高い人は受けなくてはなりません
そしてこれが重要なことですが、因果の法則であるカルマは、地上での生で受けるだけではなく、その多くが亡くなった後の世界・あの世で報いを受けるということです
この世的な地位の上下だけで見るのは、地上的な見方であり、魂の本来の世界は、あの世の世界ですので、あの世での生き方がとても重要なのです
地上での生活というのは、あの世から見てみれば、一種の演劇をしているもので、ある人は平民の役を演じて、あるものは身分の高い役を演じたりします
どのような身分の役を演じるかで不平不満を漏らしているのは、真実の観点からすれば、ズレた見方と言えるでしょう
あの世においては、暗く荒々しい世界に、地位や身分の高い者たちも大勢落ちていきます
地上で肩書などを誇て、人を見下していたような人は、そうした暗い世界に落ちて、同じようなもの同士で集まり、プライドを傷つけたり、傷つけられたりしながら、苦しみの世界を繰り返しています
一方で、地上では無名の人生を生きた人が、溢れる光の世界に帰られて、高級霊の祝福を受け、幸福感に満たされて暮らし続けることがあります
ですので、地上でのありようばかりでは、因果は完結せず、あの世の世界があって、因果の理法は完結するのです
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